5/6,7 聖書研究・祈祷会(家庭祈祷期間中)「キリストの証人となる」(使徒言行録1章3~13節)

おはようございます!連休最後の今日、どんな一日となるでしょうか。神様の恵みのうちにあって、入院・手術を控えている方、疲れを覚えている方など、お一人お一人のご健康が守られますように。
日本全国&全世界のすべての人々に神様の愛と癒しが共にありますように。
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聖書・奨励「キリストの証人となる」(使徒言行録1章3~11節)〔新約213頁〕

1 はじめに
1-1使徒言行録とは:
使徒言行録は、別名“聖霊行伝(言行録)”と言われます。福音書の時代がイエス様の時代とすれば、使徒―は、聖霊の時代と区分することもできるでしょう。十字架にかけられる前にイエス様が約束された聖霊は、復活のイエス様が天に上げられ(昇天)た10日後、十字架の出来事からは50日目(ペンテコステ)、弟子たちに降りました。ここから、福音がユダヤ全土、全世界(当時のローマ帝国世界)に広がり始めます。その様が描かれているのが、使徒言行録です。
1-2著者は:
医者であり、パウロの伝道旅行を共にした弟子のルカです。ルカ福音書の著者でもあります。ですから、ルカ福音書と使徒―の書き出しはよく似ています。

2 エルサレムから始まる
 前回までのヨハネ福音書とは異なり(ヨハネ福音書では、一度ガリラヤに集結)、復活のイエス様に出会う場所も、弟子たちが福音伝道を担う再出発も、エルサレムです。さらに、最後の晩餐をイエス様と共に食べた場所が、再出発の場所です。ここに主だった弟子たち(13節参照)のほかに女性たちはいました。ここで「心を合わせて熱心に祈っていた」(14節)とあります。
 私たちクリスチャンにとって大切なこと。それは、祈りと行動で言えば、まず祈りです。祈り、祈り、祈りだけでもなく、祈り、そして行動。この順番は大切です。次に、ただ祈るのではなく、神様の御言葉を待ち望む。神様のご指示を待ち望む姿勢が大切です。
 「エルサレムを離れずに、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい」(4節)のイエス様の言葉通り、指示通り、弟子たちは待ち続けていました。

3 聖霊が注がれたならば
 「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(8節)というのです。聖霊は、神様の命、イエス・キリストの霊であり、その聖霊を受けると、弟子たちは力(=デュナミス・ダイナマイトの語源)を受けます。この力は、弟子たちの能力・力をはるかに超える神様の力です。そして、証人(マルテュリア・殉教者の意味もあり)となります。福音伝道には困難もあります。信仰が失われそうになることもあります。クリスチャンが自分の力だけに頼る時、自分の能力に酔いしれて福音伝道をしようとすれば、必ず失敗します。人間業では人は救われません。神業、神の力が働き、神様の愛に満たされたとき、はじめて奇跡が起こります。今、私たちはひたすら待ち続けています。あてもなく待つのではなく、聖霊が注がれることを待ち望みましょう。

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祈りの課題:
教会の祈り(礼拝の再開、メンバーの霊的健康、今年度の教会の歩み)、
日本と世界の為(新型コロナウイルスの収束、世界の平和)の為祈りましょう。
※次回:5/13(水)、14(木)「聖霊に満たされる」(使徒2:1~13)

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