8/16(水)・17(木)の聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「神の憐みを受けて」(創世記4章13~26節)

1 カインのしるし

 罪を犯し、土地を追われてさまよう者となったカインには“しるし”が付けられます。エデンの園を追われたアダムとエバに皮の衣を着せられた(創世記3:21)のと同様に、「だれであれ7倍の復讐を受けるだろう」との神さまの約束の伴うしるしです(参照:エゼキエル9:4、黙示録7:3)。神様は、カインが罪びととして生きるのではなく、憐みのうちに生きることを願っておられます。

2 カインの末裔たち ~レメクの歌~

 エデンの東に位置するノド(さすらい)の地に生きることになったカインは町を築きます。彼は結婚し、子どもが与えられます。子どもの名であるエノクをとってエノクという町が形づくられていきます。カイン、エノクに続き、カインには次々に子孫が与えられていきます。

 レメクの3人の息子たち:ヤバル(家畜を飼う者の先祖)、ユバル(竪琴や笛を奏でる者の先祖)、トバル・カイン(青銅や鉄の道具を扱う者の先祖)。

レメクは聖書に登場する最初の詩である歌(4:23~24)の中で、「カインのための復讐が七倍なら レメクのため(の復讐)には七十七倍」(4:24)と歌います。

3 主の御名を呼び始める

 アダムとエバの夫婦の間には、「授け(シャト)られた」という意味の名を持つセトが与えられます。セトにはエノシュが与えられました。エノシュの時代、「主の御名を呼び始めた」=礼拝をささげるようになります。「平和を実現する人々は、幸いである」(マタイ5:9)と語りかけられる主のみ名を呼び求めつつ、神さまのみ心を求めて、共に礼拝をささげていきましょう。 

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