8/13(日) 週報巻頭言より

平和を作り出す器とされる』      No.208

「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイによる福音書5章8節)

 8月は、平和について切に祈り求める月間です。なぜか。1945年の沖縄戦の惨禍、原爆投下の悲劇、そして、日本の敗戦があります。

 戦争と平和の観点で言えば、現在も戦争が行われており、核の脅威も無くなっていません。私たちの経済活動は、軍需産業の恩恵を受けています。戦後の復興は、朝鮮やベトナム戦争他、他国の血と涙の上に築かれたものです。

 今年広島でG7が行われましたが、先進国はじめグローバルサウス等、世界の多くの国々は、核兵器の傘の元にある平和という幻想に未だにしがみついています。民間の草の根的な活動では、日夜、有名無名の人々が、命を懸けて平和を作り出す努力を惜しんでいません。

 8月30日、岐阜市の図書館で故中村哲さんの映画「荒野に希望の灯をともす」が上映されます。ぜひ見たいと思っているところです。

  私は牧師室に、アッシジのフランチェスコの「主よ、私を平和の道具としてお用い下さい」から始まる“平和の祈り”を掲げています。主の平和の実現の為、私たちにできる働きは何でしょう。

 祈りつつ、取り組んでいきましょう。

-週報巻頭言, 牧師のお話