4/10 週報巻頭言より

『どうしたら救いの道に入るのか』   No.141

「あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。それなのに、あなたたちは、命を得るためにわたしのところへ来ようとしない。」(ヨハネによる福音書5章39,40節)

 伝道開始60周年ということで、福音伝道について考えています。何をきっかけに、人は神様を信じるようになるのか。どんな声かけや働きかけが信じる為には有効なのか。一体どういうプログラムが必要なのだろうか。

コロナ感染拡大と収束を繰り返すこの2年、色々な人々が教会を訪れました。最近も春風に誘われるように来られた方がいます。時折立ち寄られては、お話をされ、帰って行く方もいらっしゃいます。あと一歩というところで、信仰生活に入ることに躊躇されている様子を拝見すると、思い切って神様の救いを信じて飛び込んでみてはと思うことも。私自身の忍耐が試されているようです。それぞれにペースが異なり、神様を信じるタイミングが違うのですね。伝道は関係性から生まれ、安心できる信頼関係から広がるものだと信じて、忍耐強く、祈り深くと願っておりますが、時間がかかるものです。聖霊の導きを受け、救いを求める思いと信じる心が与えられるようにと切に願っています。お一人おひとりのお顔とお名前を思い浮かべながら。

-週報巻頭言, 牧師のお話