「バプテストさん、おはよう!」(12/15 週報巻頭言より)

「神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。
彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、
すべての人が彼によって信じるようになるためである。」
(ヨハネによる福音書1:6、7)

 先週、面白い体験をしました。朝のゴミ出しから戻る途中に、
「バプテストさん、おはよう!」と声をかけられたのです。
ご近所の方からのご挨拶でした。同じ週の始めに、医師の
中村哲さんの訃報を知り、お悔やみを伝えるためにわざわざ
教会にいらした方でした。「中村さん、バプテストの方だった
んですね。中村さんのためにお祈りします」。

 私は牧師になってから、いくつかの呼び名で呼ばれる経験を
しました。「牧師さん(時には、神父さん)」、「教会さん」。
今回は、「バプテストさん」です。「キリストさん」はまだ
ありません。(震災ボランティアで、親しみを込めて、
「キリストさん」と呼ばれた人がいたそうです)。いずれも
呼びかけられた場所は、教会というよりも教会以外の場所で、
クリスチャンではない方々からです。

 私はいずれの場合も、うれしくなって「はい!」と一段声を
上げてお返事しました。こちらが意識をしていなくても、
相手は「この人は○○さんだ」と認識していると思うと、
身が引き締まります。どこに行ってもイエス様と一緒に、
キリストの名を身にまとっていたいと思います。

-牧師のお話