5/29(水)・30(木)聖書研究&祈祷会のご案内  今朝の事件を受けて

主の御名を賛美します。本日28(火)の朝のニュースで、登校途中の小学生と大人を含む18名の方々が次々の刺されて、重症および命を落とした方がいらしたという通り魔事件が伝えられました。
ここのところ自動車の運転ミスでの事故が続き、幼児、児童、大人の方が犠牲になる事故が相次いでおりました。
今回は、意図的で大変悪質な事件です。犠牲になられた方々とご家族・ご遺族、学校関係の方々、地域の方々の心に平安と癒しを心よりお祈りいたします。
こういった事件、事故が続きますと、どうしてもその事故・事件を未然に防ぐための方策として、管理と監視を強化するほうへと話題が向かいます。
私は、その管理・監視社会が犯罪抑止につながることは理解しつつも、そのことと並行して、人間の心の面に目を向けていかなければならないのではないかと、強く思わされています。
つまり、精神面の修養といいますか、宗教的・哲学的な側面で、考える必要を感じます。
ここのところ、新約聖書のコロサイ書やガラテヤ書を読み進める機会があり、人間の心について考えさせられています。人間の心には、善なる部分と共に、悪の部分があり、これは例外なくすべての人の心に
その両面性があるわけですが、善を行いたいと思いながらも、悪にひかれる弱さ。その弱さを罪(原罪)とも言います。この罪を生まれながらに抱える葛藤を、どのように克服していくのかというのが、
宗教の伝える使命ではないかと思っています。

人間のたゆまぬ努力や意志力は、大切です。しかし、人間の力では解決し得ないものを克服するうえで、私たちは神様の存在を必要としています。聖書はこの神様がどこにおられ、私たち人間とどのように関わりを持ってくださるのかを
具体的に語ります。

明日、明後日の祈祷会でも、ガラテヤの信徒への手紙6章11~18節を通して、「新しく創造されて」というテーマで、神様と私たち人間の関りについて考えてみたいと思います。
水曜日は、午前10時半より、木曜日は、午後8時より行っています。

聖書について、祈りについて興味関心のある方は、ぜひ一度、教会の聖書研究・祈祷会にお越しください。
牧師 鈴木直哉

-祈祷会のご案内, 牧師のお話