4/2 週報巻頭言より

『新しい世界へようこそ!』       No.189

 私は、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように。(フィリピ1:9,10より)

 今日から、東山キリスト教会の2023年度の歩みが始まりました。新しい出発の最初の主日。今週は、レント(受難節)の最後の週にあたる受難週です。主のご受難とご復活を記念するイースターまで、残すところ後一週間です。

 昨日、或る大学の入学式にオンラインで参加しました。学長が、新入生に向けて「新しい世界へようこそ!」と呼びかけ、式辞を述べられた言葉が大変印象深く、期待と不安を抱える人にとって、希望のメッセージとして響いただろうと感じました。自分の専門的な知識やスキルを身に着けて、世界平和の為に貢献する国際人となってほしいとの期待の言葉や、たとえ失敗し、挫折したとしても、all or nothingではなく、何が出来たのか、何が出来なかったのかを振り返り、探求心を忘れずに歩んでほしいとの祝辞も心に残りました。隣人愛を抱き、他者に関心を持ち、自分という媒体を用いて歩む人生とは、まさにクリスチャン人生そのもの。

 私たちも、それぞれ与えられた場所で、自分たちに与えられた賜物を用いて、地の塩・世の光の教会として、新しい一歩を踏み出していきたいと思います。 今週も、皆様に主の恵みと平安が共にありますように。

-週報巻頭言, 牧師のお話