5/24 週報巻頭言「新緑の季節・書は傍らに、野に出よう」

2020/06/08

『新緑の季節・書は傍らに、野に出よう』 No.44
空の鳥をよく見なさい。
…野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。
(マタイによる福音書6:26、28より)

 冒頭のタイトルは、寺山修司著「書を捨てよ、町へ出よう」の言葉をもじったものです。緊急事態宣言が出されて以来、自宅での時を過ごすことがいつも以上に多くなったことでしょう。本を読み、家庭での時を上手に過ごすこともいいのですが、やはり、新緑の季節は野に出て、きれいな空気をいっぱい吸い込みたいですね。動・植物園も閉園し、登山愛好家の方々が好む名山も閉山状態が続いていますが、身近の緑に触れるのもいいですね。皆さんのご近所の公園には、そろそろアジサイの花が咲き始めているでしょうか。5月も終わりに近づきつつありますが、サツキはじめ新緑の季節は花の美しく咲く時期でもあります。感染には気を付けつつ、野に出てみましょう。「緑は目にも脳にも良い」とは教会員のH姉妹がよく口にされた言葉です。
 今週あたりから、学校も登校が始まります。長く自宅で過ごすことの多かった子どもたちもやっとお友達に会い、体を動かし、楽しくのびやかに過ごすことができるようになります。
私たちの教会生活も、急速に元通りの活動はできませんが、まずは礼拝を共にささげる恵みを味わい、少しずつ教会生活、信仰生活の回復に向けて歩んでいきましょう。

-牧師のお話