8/23(水)・24(木)の聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「洪水の予告」(創世記6章5~22節)

1 ノアの物語の始まり

 「ノアの物語」(9節)の始まりです。この物語は、困難な状況の中で、ひとりの人が神様の導きを頂いて、どのように生きていったのかという記録として読むことが出来ます。

 洪水物語は、天地万物の創造物語との結びつきで語られています。「地は混沌」(創世記1:2)状態から始まっていますが、今度は人間たちが「神の前に堕落し、不法に満ちていた」(6:11)状態に陥っています。

2 神様の言葉に従う人、ノア

 天地万物が造られた当初、この世界は「極めて良かった」(創世記1:31)のですが、最初の人アダムとエバ以来、時間が経って、「地上に人の悪が増し、常に悪い事ばかりを心に思い図っているのを(神様が)ご覧になって」(6:5)、神様は人間を造られたことを後悔し、心を痛められました。

 唯一神様の心を慰めた存在が、ノア(名前の意味は、慰め)だったのです。この人は「神に従う無垢な人」(6:9)です。

3 心を動かされる神様

 当初、人間の罪に心を痛められ、世界を一度滅ぼし、生きとし生けるものをすべて滅ぼし尽くすことを決意された神様ですが、その思いを変えられます。根絶するのではなく、ノアとその家族をはじめ、動物たちを何とか救おうとなさるのです。神様の心の変化の中に、神様の変わらぬ愛と憐みを感じます。 2ペトロ3:9をお読みして終わりたいと思います。

-聖書研究・祈祷会, 祈祷会のご案内