8/17(水)・18(木) 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「平和を実現する人々」(マタイ5:9) 〔新約6頁〕

1 山上の説教とは何か

「山上の説教」(マタイ)、「平野の説教」(ルカ)は、『幸い頌』で有名です。モーセがシナイ山で主なる神様から直接「十戒」を授けられたように、キリストは弟子たちに教えを授けられました。

2 「平和」とは何か

 平和は戦争の対立概念としてとらえがちですが、戦争がない状態が平和とは必ずしも言えません。貧富の格差、いわゆる経済格差は豊かな国でも存在していますし、経済をめぐる争いが資源をめぐる争い、利権をめぐる戦争に繋がり、次の世界規模の戦争が起こる可能性に、私たちは今現在も直面しています。

 旧約聖書の「シャローム」(ヘブライ語)や新約聖書の「エイレーネ」(ギリシャ語)では、平和に関する豊かな概念が含まれています。「平安」「繁栄」「健康」「和解」など。この「平和」に“神の”とか“キリストの”という言葉が併せられると、より明確な聖書的な平和の概念が浮かび上がってきます。永遠の平和、神の御国の完成された状態であるところの平和。再臨の主が来られた時に完成される平和であり、同時に、今現在、主と共に生きる人々の間に実現する平和です。

3「平和を実現する」とは何か

 御国の完成される時まで待つだけではなく、今現在、私たちが生きている世界の中で、どうしたら私たちは主の平和を実現する=作り出すことが出来るでしょうか。遠い国同士の戦争に指をくわえて眺めるという思いではなく、遠くの戦争にも、身近の人々の間の争いにも、耳を澄まし、心を開き、手を組み合わせて祈ることから始めていきましょう。不公平・不平等な社会に発言していくこともできるでしょう。自分の力を尽くしますが、実現に至らせ、完成させてくださる神様のみ力を信じ、委ねる謙虚さも、持ち合わせていきましょう。平和な人は柔和と心の平安を頂いて笑顔であるのではないでしょうか。他者に対して、優しい心を忘れずに歩んで行きましょう。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(17日・18日)の聖書研究・祈祷会、8月21日 主日礼拝

・17(水)H姉、花野井教会、18(木)Fご一家、栗ヶ沢教会

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

伝道開始60周年記念を迎えた今年度の歩みの為に。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題 

  • 次回:8月24日、25日 奨励:「それでも神さまに」(ダニエル書1章1~21節)

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