11/26(水)・27(木) 聖書研究・祈祷会

「ヨエル」(ヨエル書1章より)

①ヨエルとは何者か

 ペトエルの子ヨエルは、祭司として務めた人ではなく、恐らく南ユダ王国に住む人物だと考えられています。記された時期は、紀元前9世紀、南ユダ国のヨシャファトに関する記述(3章)から、紀元前9世紀から2世紀の間、バビロン捕囚の後の時代、具体的には、紀元前516年のエルサレム神殿再建以降の困難な時代(注解書参照)と考えられています。

 ヨエルが訴えることは、「主の日(裁きとしての)」(1:15)が近づいている。悔い改めよというメッセージです。同時に、裁きは、救いに直結するもの(2:12~14)ということも併せて触れたいと思います。裁きと憐みの預言者と言えるのではないでしょうか。

②いなごによる災害(2節以降)

 いなご(=サバクトビバッタ)の害は、出エジプトの出来事(出エジプト10章)を思わせます。歴史的な背景ははっきりとは分かりませんが、中東、アフリカ地域では、昔からサバクトビバッタによる作物への被害は度々起こってきました。「一つの民」(6節)がユダに攻め込み、国を滅亡に追い込むイメージは、エジプト、アッシリア、バビロニア、ペルシャなどの大国に加えて、ギリシャ(4:6)も、外敵の一つとして考えられていたのかもしれません。

③聖会の呼びかけ(14節)

聖なる集会については、レビ記23章由来の言葉です。過越、仮庵の時期に聖会を開催し、神様の前に悔い改めの時期を過ごす。神様の救いを待ち望む時を持つ。この呼びかけです。

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