1/18(日) 週報巻頭言

「心の傷を癒すということ」再び    No.335

「神よ、わたしを究め わたしの心を知ってください。わたしを試し、悩みを知ってください。」(詩編139編23編)

 阪神淡路大震災から数えて31年が経過しました。NHK放映100分de名著「心の傷を癒すということ」(再放送)を取り上げたいと思います。精神科医の安克昌氏による著作です。

 若くして天に召された医師の安さんは、自らも被災者でありつつも、心の傷(トラウマ)に苦しむ被災者の心に寄り添った方です。阪神淡路以降、大規模災害が続く世界にあって、災害とは遠い出来事ではなく、私たちの身近にいつ起きてもおかしくない事柄として受け止めるようになりました。

 人間の手による戦争も、実は例外ではありません。平和で安全な暮らしが決して自明でなく、当たり前が当たり前でないこと。生死にかかわる出来事が、いつ何時起きてもおかしくはないことを、最近実感しています。

 安さんは、「心のケアとは、社会全体で担い合うもの」だと語りました。

 教会はまさにそういう働きを担う場です。試練の中で心傷つき、揺り動かされる方の傍らに寄り添うことができるようにと願います。教会に連なる兄弟姉妹のご健康や日々の暮らしが守られるように祈ります。

-週報巻頭言, 牧師のお話