12/18(水)・19(木) 聖書研究・祈祷会
「東方の博士たち」(マタイ2章)※1~8節中心
1 主イエスは、いつお誕生されたのか(1節)
主イエスがお生まれになられたのは、「ヘロデ王の時代」(紀元前37~4年頃に統治)と記されています。場所は、はっきりと記されています。ユダヤのベツレヘム(パンの町)です。ダビデが生まれ、育った町のベツレヘムで、救い主がお生まれになるということは、ミカ書5章(他に、サムエル記上16章参照)に記されているとおり。ただ、その生まれた季節と、正確な年月日については、定かに記されておりません。
ヘロデは、何度も大国(バビロニア等)に壊されては再建されたエルサレム神殿を再建(紀元前20年ごろ)し、その荘厳な美しさゆえ、外国からも巡礼者が絶えなかったようです。
2 ヘロデの不安、東方の博士たちの来訪(2~8節)
ヘロデは、純粋なユダヤ人ではなく、外国人であったと言われます。自分が正当な王として立てられたという思いがなく、絶えずローマ帝国のご機嫌を取り、ユダヤ人たちの支持を得ようとしていました。紀元前1世紀前後、バル・コクバの乱など、民族独立運動が盛んであり、ヘロデの親族たちの関係は、親が子を、子が親を裏切るような疑心暗鬼を抱えるような不安定な関係にあり、政権は不安定でした。東方(ウル、バビロニアのあたり、アラビア半島を含む)からの博士たちとは、占星術に基づく、天文学者たちを指しています。政治・経済・農業を行う上で、欠かすことのできない専門分野を担う当時の最先端の学問を修める人々が、わざわざ来訪したというのです。紀元前3世紀ごろ、ギリシャでも発達した子の天文学者たちは、「東方の星」夜明けを告げる星を発見。世界に希望を告げる王の誕生を期待して、エルサレムへと向かったのです。