6/9(日) 週報巻頭言

苦難のなかの希望          No.251

「神は、これほど大きな死の危険からわたしたちを救ってくださったし、また救ってくださることでしょう。これからも救ってくださるにちがいないと、わたしたちは神に希望をかけています。」(2コリント1章10節)

 先週は、主日の朝から不思議なほどに心にかけていた人や祈りに覚えていた方々からのお手紙やお電話を頂く機会がありました。

 或る方の手紙を通じ、苦難に直面する中で、神様の助けを頂き、少しずつ苦難のトンネルを抜けつつあることを知り、とても心が励まされました。「神は、あらゆる苦難に際して私たちを慰めてくださるので」(前掲1:4)、私たちも苦難にある人を励ますことが出来るのだと改めて知りました。

 信仰者は、祈り祈られ、励まし励まされる相互関係を生きることが出来ることを実感しました。また、聖霊なる神様は、私たちが苦難に遭わないようにされる方ではなく、苦難の中からどのように抜け出すのかを教えて下さる方であることを知りました。

  カトリック司祭ヘンリ・ナウエンは、「嘆きは踊りに変わる(苦難の中の希望)」の中で、「わたしたちの栄光は痛みの中に隠されています」と語ります。

 痛みを感じていることを隠さず、その痛みのただ中に神様をお迎えするときに、隣人を通して、痛みをより偉大な善き物へと変えて下さるのだと語るナウエンの言葉を通じ、試練もまた恵みへの入り口なのだと神様への感謝の思いが湧いています。

-週報巻頭言, 牧師のお話