1/7(水)・8(木) 聖書研究・祈祷会

「バプテスマのヨハネと主イエス」(マルコ福音書1章1~15節)

①マルコ福音書とは(1節)

 マルコによる福音書の目的は、「神の子イエス・キリストの福音」を伝える為に記されています。4福音書の内、最初に記されたとされるマルコは、分量・内容的に一番完結にまとまっています。特色として、主イエスの誕生物語が記されていない点、十字架と復活の出来事が一見すると途中で頓挫し、筆半ばで閉じられているような印象を受けます。その点、マタイとルカは主のご降誕について補完するように記され、十字架と復活について、マタイ、ルカ、ヨハネは、十全に展開されている印象を受けます。

②イザヤの呼びかけから(2~3節)

 旧約聖書と新約聖書は、断絶している書ではなく、ひとつの神の愛によって繋がれた書です。イザヤは、主イエスの誕生を予告し、主の僕の到来を約束しています。約束の救い主、それは、ナザレのイエスであることを、旧約の引用からマルコは証ししています。

③ヨハネとイエスの関係(4~15節)

 ヨハネは、主イエスの福音の先触れとしてヨルダン川周辺でバプテスマを授け、悔い改めをユダヤとエルサレムの民に呼びかけています。主イエスは、バプテスマのヨハネのバプテスマを受け、神の子としての承認を父なる神から受けます。水の清めと霊の注ぎを頂き、福音伝道の準備が整って初めて、福音伝道の旅へと出立していくのです。

+α 荒野の40日間について

 マルコ福音書は、共観福音書(マタイ、ルカ)とも描き方を異なる形で、サタンの試練を受けられた40日間を描きます。野獣が共にいて、さらに、天使が共にいたのだと記しているのです。試練を耐える上で、野獣は助け手というよりも、命を脅かすもののようです。しかし、その実、イザヤに約束された主の僕として、終わりの日に到来する救い主として、肉食獣ですら草食動物のように主イエスの足許に憩っていたとすれば、すばらしいですね。

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