8/17(日) 週報巻頭言

歴史を「反省」し、平和を希求する    No.313

「力を神に帰せよ。神の威光はイスラエルの上にあり 神の威力は雲の彼方にある。」(詩編68編35節)

 先週私は、「ひめゆりの塔をめぐる人々」(仲宗根政義著)を読み返しておりました。ひめゆり学徒隊については、映画や小説、伝記などを通じて、一種の伝説化された側面がありますが、「乙女らはもとより戦を好んで戦死したのではなかった。いたづける勇士をいたわり女性のもつ優しい天性のゆえにたおれたのであった。(略)乙女らは沖縄最南端の喜屋武の断崖に追いつめられて、死の孤独感におそわれ、岩肌にピンで自分の最期を記していた。」と著者はまえがきに綴っています。さらに「ふたたびあらしめてはならない最期の記録であった。」とも。

 先日、8月15日の戦後80年を記念する日の総理大臣談話に、戦争の歴史体験を「反省」し、二度と再びこのような惨禍を繰り返すまいという決意が語られました。アジア侵略への「反省」の弁はなかったものの、急速に戦火の広がる世界情勢において、耳を傾けるべき貴重な決意だと感じます。「力は神に帰」し、平和への思いを新たに、主の福音を世界中の方々と分かち合う日が来ることを夢見て、祈りと伝道に励んでいきたいと願います。

-週報巻頭言, 牧師のお話