5/3(日) 週報巻頭言
『80歳の記念に・“憲法”という品格』 No.350
「主は民を最良の小麦で養ってくださる。『わたしは岩から蜜を滴らせてあなたを飽かせるであろう。』」(詩編81編17節)
風薫る5月。次週は、教会総会を迎えます。5月は大切な記念日があります。本日が、憲法記念日、10日 母の日、17日 ペンテコステ(聖霊降臨日)。
先日、愛知宗教者九条の会に参加し、行きかえりの車中で90代の会員と親しくお話をする機会を頂きました。満蒙開拓団のメンバーとして家族で満州にわたり、敗戦と共に命からがら日本に帰って来たお一人。同じ地域の開拓団の生存者としてはただ一人となりました。宗教は異なっても、与えられた命に関しての熱い思いは変わりません。命は尊いものであり、他者の命を奪っていいものではない。また、自分の命も奪われてはならない。夫婦で20年以上里親を務め、たくさんのお子さんたちを育てたそうです。苦しみの体験がこの方の今の命を守る活動につながっていることがよく分かりました。
日本国憲法公布から80年。武器輸出禁止条項がいともたやすく破られ、為政者は、憲法改正を声高に叫びます。彼・彼女に命の尊厳への畏れ敬いはどこにあるのでしょう。先人の平和を希求する思いの詰まった憲法が今危機にさらされている。尊い憲法を大切にしたい。心から切望します。