1/18,19 聖書研究・祈祷会資料

《今日のポイント》 

聖書・奨励「荒れ野の試み」(ルカ4:1~11) 〔新約107頁〕

イエスは聖霊に満ちて

 荒れ野の誘惑(試み)とは、マタイ、マルコ、ルカという共観福音書に登場する有名なお話です。それぞれの特色があり、ルカ福音書では「聖霊の導き」ということが、重要な視点であることに気づきます。「イエスは聖霊に満ちて」(1節)、「荒れ野の中を“霊”によって引き回され」(1節)、参照:「イエスは“霊”の力に満ちて」(14節)。イエス・キリストに自分の意志や目的がなかったのではなく、神様のご意志に従い、御心に導かれ、その実現のために生きたということを、“霊”の導きは表しているのではないでしょうか。

悪魔の誘惑

 悪魔とは、神様の正反対の存在です。悪魔は巧みに人間の欲望に語りかけます。権力欲や支配欲、傲慢さ、利己的に生きようとする自己中心性。時に私たちは神様を自分の思いの通りに動かそうとすらすることもあるのではないでしょうか。祈りが単なる願望に陥っていることはないか。問われています。

40日の意味

 聖書は、大事な場面で40日、もしくは、40年という数字を用いて、ここに神様のご計画があったことを示しています。イエスの荒野の40日は、イスラエルの民が過ごした年数、旧約聖書にある出エジプトの出来事(荒野の40年)と重なっています。また、荒れ野とは、草木も生えないような過酷な自然環境を意味するのですが、荒れ野=試練。試練とは、神様の与えられる苦しみであり、この苦しみを通して、神様の恵みに気づくのです。荒れ野とは、同時に“この世”を表しているのだとも考えられます。厳しい現実世界に生きる私たちが、神の導きを信じ、神と共に生きることを知る時、新たに生きる勇気と力が与えられていきます。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週の聖書研究・祈祷会 18日、19日、次週の主日礼拝 22日

・18(水)福岡新生教会、S.M.さん、S.H.さん

19(木)須恵伝道所、T.T.さん

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

伝道開始60周年記念を迎えた今年度の歩みの為に。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題

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