8/24(水),25(木) 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「それでも神さまに」(ダニエル1章) 〔旧約1379頁〕

はじめに

「ダニエル書は伝統的にネブカドネザル王の治世(前605―562年)のカルデヤ時代およびその後の時代に書かれたものと言われてきた。・・・伝統的な年代が正しくないとすれば、現在の形のダニエル書はマッカビー時代の初期(前168―165年)にかかれたもので、この時期は恐怖と試練、悲惨な迫害の時であった。」(C.G.ハウイ著、聖書講解全書13、日本基督教団出版部)

1 バビロンの王ネブカドネツァルの時代に起きたこと(1~5節)

 ユダの王ヨヤキムが即位して3年目、バビロンの軍勢がエルサレムに攻め込み、神殿の祭具は奪われ、王族・貴族の中でも特に優れた人材は首都バビロニアに連れて行かれてしまいました。

2 4人の少年たちの名前の改名(6~10節)

 侍従長は、ユダ族の少年たちの名をカルデヤ人風の名前に改名させました。「ダニエル」→ベルテシャツァル、「ハナンヤ」→シャドラク、「ミシャエル」→メシャク、「アザルヤ」→アベド・ネゴ。

3 ヨセフ物語をほうふつとさせる出来事(11~20節)

 侍従長はダニエルに好意を示し、親切にしました(9節)。ダニエルの申し出を受け入れて、世話役に肉を除き、野菜と水を与えるようにと指示を出します。苦難の状況は変わりませんが、その中で好意を示し、助け手が与えられることは、創世記のヨセフ物語を思わせます。

 「知識と才能を神から恵まれ、・・ダニエルはどのような幻も夢も解くことができた」(17節)ダニエルを中心に、歴代の王に仕える4人の少年たち。さあ、これからどんな人生を歩むでしょうか。

 時代的な記述や内容に矛盾点も含むダニエル書ですが、ユダヤ人が苦難の中で、まことの神様のみに救いを求めた信仰の歩みは、今日の私たちにとっても大いに励ましとなる書物ではないでしょうか。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(24日・25日)の聖書研究・祈祷会、8月28日 主日礼拝

・24(水)O.E.姉、津田沼教会、25(木)O.M.姉、船橋教会

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

伝道開始60周年記念を迎えた今年度の歩みの為に。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題 

  • 次回:8月31日、9月1日 「ダニエルは思慮と知恵とをもって」(ダニエル書2章)

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