3/2,3 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「祈りの家」(マルコ11:12~26)   〔新約84頁〕

1 いちじくの木を呪う(12~14節)(20~26節)

イエス様が一本の木を呪うという内容には、驚きと恐れを覚える方もいらっしゃるでしょう。季節外れの収穫を期待して、いちじくの木に実りがないと言って「今から後いつまでも、お前から身を食べる者がないように」と言われたとすれば、あまりにもひどい話です。種明かしは、20節以下にあります。翌朝、この木はなんと根元から枯れていました。22節以下の「神を信じなさい」という言葉に、イエス様がこの出来事を通して何を伝えようとなさっていたのかが証しされています。「だから言っておく、祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい」(24節)。ただし、25節の言葉を心に留めなければならないと思います。「また、立って祈るとき、だれかに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。そうすれば、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちを赦してくださる。」(25節)

2 祈りの家(15~19節)

 エルサレム神殿の境内には、礼拝をささげるエルサレム周辺はもとより、地中海世界のあらゆる国々に住むユダヤ人たちが巡礼に集まっていました。巡礼者たちのささげものがそこでは売り買いされています。この光景を目にされたイエス様は、ここでも驚くべき行動を取られます(15節以下)。神聖なる神殿、神の住まう家を、商売の場所とし、「強盗の巣にしてしまった」(参照:エレミヤ7:11)のだと怒りをあらわにされるイエス様の姿に驚きをおぼえます。

 ここで大切なことがあります。イザヤ書56章7節の御言葉を引用し、「わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである」と言われたイエス様の思いです。いちじくの出来事も共通するのは、神様を第一として生きること、祈りのことを弟子たちとすべて集まった人々に伝えることが、イエス様の思いであったことは、明らかです。教会は、まさに「祈りの家」。心に留めたいと思います。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(2日・3日)の聖書研究・祈祷会、3月6日 主日礼拝

・日々の祈り 2(水)小倉春ケ丘教会、H.K 姉、3(木)企救(きく)教会、O. Y 姉

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題 

  • 次回は、3月9日、10日「生きている者と共に」(マルコ12:18~27)

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