2,23,24 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「信仰のない時代に」(マルコ9:14~29)   〔新約78頁〕

はじめに   今日の箇所は、信仰=神への信頼が大きなテーマになっています。

・イエスは言われた。「できれば」というか。信じる者には何でもできる。(マルコ9:23)

・イエスは彼らを見つめて言われた。「人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。」(マルコ10:27)  

人間の力の限界(14~18節)

変貌の山(9:2~8節)の出来事の間に、ふもとではひと騒動が巻き起こっていました。ひきつけの病を持つこの癒しを求めて親が主の弟子たちのところへと連れてきたのですが、弟子たちは悪霊追い出しを行うことが出来ず、病はいやされません。弟子たちを群衆が取り囲み、弟子たちと律法学者たちの間に議論が起こっていました。まるでモーセの十戒の出来事を見るようです。ふもとで金の子牛を作り、人々が踊り狂っている様子と、どこか重なるように思われます。

何と信仰のない時代なのか(19~29節)

癒しを求めて叫びをあげている状態でありながら、まことの神がどこにおられるのか。神の姿を見失っている人々の姿に、「信仰のない時代」が象徴されています。苦しむ子や親に寄り添う人はどこにいるのか。イエス様の嘆きの言葉が心に響きます。

「できれば」と言うのかというイエス様の言葉に、父親は、「信じます。信仰のないわたしをお助けください」と叫びます。これが、まさにイエス様の求めておられた信仰の姿でありましょう。

祈りによらなければ(29節):  神様を信頼して、すべてを明け渡していく信仰と祈りは、神様の求められること。そして、祈りは必ず聞き入れられます。

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