2/2(水),3(木) 聖書研究・祈祷会 

《今日のポイント》 

聖書・奨励「小犬とイエス」(マルコ7:24~30)   〔新約75頁〕

はじめに

 今日の箇所は、ユダヤ人以外の外国人に福音が伝えられた貴重な記録ですティルスの町は、地中海沿岸で、ガリラヤ地方からは60キロほど離れたところです。シリア・フェニキア地方に位置しています。フェニキア人は海上貿易の民と呼ばれておりました。今日登場する女性は、国籍ではギリシア人です。マルコ福音書では、国籍が異邦人(外国人)として、イエス様から福音を聞いた人になります。

 

女性との出会い(24~26節)

 イエス様は人目を避けるように、ガリラヤ地方を遠く離れたティルスへと向かわれたのですが、評判はこの地にも届いていました。「人々」つまりユダヤ人以外の外国人も、イエス様のところに駆けつけたことが分かります。その中には、一人のギリシア人女性、汚れた霊に取りつかれた幼い娘を抱えている人がいました。「来てその足もとにひれ伏した」という言葉に、彼女の必死さが伝わってきます。

イエス様と女性の対話(27~30節)

「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます」。イエス様の突き放すような言葉にすがりつくように、また、若干のユーモアも込めて、女性はイエス様に答えるのです。

 イエス様の言われる子供たちとは、ユダヤ人の事。パンとは福音の知らせの事。まずユダヤ人に福音が伝えられるべきだというイエス様の思いに対して、テーブル下のパン屑でも小犬は喜んで食べるのですと、自己卑下するように異邦人の自分を重ねる女性。イエス様はこの彼女の言葉をしっかりと受けとめられます。「それほど言うなら、よろしい」と。福音は、ユダヤ人から始まり、異邦人にも広がるきっかけとなりました。出会いから始まる喜びの出来事。私たちにも始まっています。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(2日・3日)の聖書研究・祈祷会、2月6日 主日礼拝

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・国内、国外に生きるすべての苦しみを抱える人々に平安と助けが与えられるように

3出席者の祈り課題 

  • 次回は、2月9日、10日「目を覚ましていなさい」(マルコ13:32~37)

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