12/12 週報巻頭言より

『お互いの教会と連合を覚えて』    No.125

「ただ、わたしたちが貧しい人たちのことを忘れないようにとのことでしたが、これは、ちょうどわたしも心がけてきた点です。」(ガラテヤ2:10)

 先週の日曜日、中部地方バプテスト連合の13教会の牧師たちによる教役者会の例会と、月曜日と火曜日、日本バプテスト連盟の13地方連合の会長たちによる地方連合連絡協議会(いずれもオンライン会議)に参加し、有意義な時を過ごしました。お互いの教会や連合の状況を語り合い、課題を共有し、解決への手立てを探る貴重な機会でした。連盟の目指す方向性についても分かち合われ、機構改革に取り組む中にあっても、各地方の困窮する教会を支え、励ますような働きを忘れずに歩んでいくことを再確認し合うことができたのは、大変意味のあることでした。

 上記の御言葉には、パウロとバルナバが異邦人のところへ福音伝道を行うこととなった際、外国人伝道に力を注ぐのと同時に、同胞ユダヤ人の事、特にエルサレム教会の貧しい兄弟姉妹たちの事も忘れずに歩むようと心がけていたことが記されています。困窮し、貧しい状況にある教会の事を何とか支えようとして取り組んでいくパウロたちの働きに新鮮な驚きを覚えます。自分たちの伝道活動が困難を伴っていても、遠くの仲間の存在を忘れないという視点は、現代の教会にも必要なことではないでしょうか。

-週報巻頭言, 牧師のお話