12/8,9 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「もはや戦うことを学ばない」(ミカ4:1~4)   〔旧約1452頁〕

イザヤ書から今度はミカ書へ飛びます。今回のテキストは、平和でつながれています。さて預言者ミカの伝える神の言葉は、どのような内容になっているのでしょうか。

  • 預言者ミカとは

誰がヤハウェのようにであろうか」という意味。時代:紀元前8世紀半ばから7世紀半ばの南ユダ王国の時代の人。ヨタム、アハズ、ヒゼキヤ王の治世に活躍しています。場所:エルサレム南西約30キロのペリシテ国境近く、モレシェト(田舎町)出身。アモスの後、ホセアの後期、イザヤの時代に重なる人。

  • 裁きと救いの預言者

ミカは、サマリア=北イスラエル王国の滅亡を予告します。アッシリアにより、紀元前722年に滅びることを告げ、内容的にはイザヤ書の言葉に重なります。預言者同士の交流があったのだと考えられます。裁きと救いの二つを告げるのは、イザヤも同じです。富める者が貧しい者を苦しめることを批判し、このままでは南ユダ王国も、サマリアの道をたどることを預言しています。

  • 希望を語る

ミカは、平和の預言を語ります。それは、現実の脅威からは想像もできない言葉です。北イスラエルがアッシリアに滅ぼされ、将来的には南ユダがバビロンに攻め込まれることを感じ取りながらも、「彼らは剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。」=戦をやめ、畑作を行い、収穫を喜ぶ時を迎えることを。「国は国に向かって剣を上げす もはや戦うことを学ばない」=永遠の平和の時が来ることを預言しているのです。それは、いつ。誰によってもたらされるのか。1節以下、終わりの時が来ること。救い主が到来するその時、その驚くべきヴィジョンが実現します。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・今週(8日,9日)の聖書研究・祈祷会 & 12(日)主日礼拝

・教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

・クリスマスに向けて祈りと一致をもって準備を行うことが出来るように。

・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

・集中豪雨の被災地域(国内)、異常な高温状態の続く地域(世界)を覚えて

3出席者の祈り課題 

※次回:12/15(水)・16(木)「彼こそ、まさしく平和」(ミカ5:1~5)

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