10/31 週報巻頭言より
『為政者のための祈り・選挙を覚えて』 No.120
「王が助けを求めて叫ぶ乏しい人を助けるものもない貧しい人を救いますように。
弱い人、乏しい人を憐れみ 乏しい人の命を救い 不法に虐げる者から彼らの命を贖いますように。
王の目に彼らの血が尊いものとされますように。」(詩編72編12~14節)
今日は、第49回 衆議院選挙の投票日です。昨日も、街中で各政党の候補者による選挙公約が声高に訴えられていました。今回は、安倍・菅内閣の行ってきた政治を問う選挙であり、コロナ危機の中で、あらゆる分野での困窮や行き詰まりを経験している私たちにとって、希望の光がさす政権選択/交代がなされるのかが焦点となります。
先週の聖書研究・祈祷会では、詩編72編を参加者と共に読み、分かち合いました。一言で言えば、王のための執り成しの祈り、ソロモンの(為の)詩でした。善い政治とは、『神様の御心に適った為政者が、最も弱く乏しい立場に追いやられている人を思いやり、貧しい人々のために正しい裁きがなされるものだ』というのが趣旨です。聖書の語るメッセージは、いつの時代にも変わることのない真理であることを改めて思わされました。
私たちの一票が、現実の生活を良い方向へと変える力があることを信じ、祈りつつ投票したいと思います。