10/24 週報巻頭言より

『収穫の秋からクリスマスに向けて』   No.119

「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせるようなことはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」(1コリント10・13)

 

 先週の主日礼拝には、久しぶりに会堂に15名の方々が集い、オンラインを含め16名での礼拝をささげました。それほど狭い会堂ではないはずですが、会堂に人が一杯にあふれているかのように目に映りました。

 試練。新型コロナウイルス感染症を、試練と一言で片づけられませんが、コロナと共に始まった日々の中には試練と感じ、苦しみながら過ごした出来事もありましたし、全てが試練ばかりではなく、ささやかな日常の喜びを味わうことも多い日々でした。礼拝と祈りの交わり、み言葉からの励ましと慰めがあり、「ああ、信仰が与えられていることは恵みなのだ」と実感する日々でした。今、「逃れの道」を与えられるように、少し感染拡大真っただ中から逃れることができ、これからの歩みについて落ち着いて考える時を与えられています。季節は収穫の秋です。そして、クリスマスも近づいてまいりました。傷つき疲れた魂の養いと憩いの場として、教会の働きが期待される時です。

-週報巻頭言, 牧師のお話