10/10 週報巻頭言より

『福井教会復興プロジェクトについて』   No.117

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」

(ローマの信徒への手紙12:15)

 3日の午後、中部地方連合の臨時総会が行われました。福井教会の復興プロジェクトに関する総会で、連盟の全国支援・地域協働プロジェクトに福井・金沢・富山小泉町教会の3教会が申請するにあたり、中部連合として具体的にどのように支え応援するかを話し合う大事な総会でした。すでに2019年~2021年の連合総会で3回にわたり話し合ってきましたが、いよいよ今年度の連盟総会に申請するための最終段階のやり取りを行いました。平良牧師から、新会堂建築と10の取り組みに向けて具体的な計画が語られました。

 歴史的に日本海側で北陸という仏教文化圏での伝道は困難を伴うものでした。教会員の減少と牧師の辞任によって教会消滅の危機にも直面した福井教会でしたが、教会存続のためひとりの信徒の祈りが献げられました。その方は青年時代に救われた方で、通い続けた教会が再び元気になるように、また、教会の地域から救われる魂が起こされるようにとの祈りでした。中部連合と北陸2教会(金沢・富山小泉町)から説教者が送られ、信徒の間にも協力伝道の輪が広がってきました。諸教会も課題を抱えていますが、福井教会が復興していく様子は他の教会にとっても大きな喜びにつながることを実感しています。お祈り下さい。

-週報巻頭言, 牧師のお話