9/26 週報巻頭言より

『秋の夜長に主の恵みを思う』     No.115

「イスラエルの人々に告げなさい。第7の月の15日から

主のために7日間の仮庵祭が始まる。初日には聖なる集会を開きなさい。いかなる仕事もしてはならない。7日の間、燃やして主にささげる物をささげ続ける。

(レビ記23章34~36節より)

 先週の21日は、中秋の名月でした。名古屋は曇り空のために満月を見ることは出来ませんでしたが、関東地方では8年に一度の大きな満月が観測されたと聞きます。

 ちょうどこの中秋の名月にあたる頃、イスラエルでは「仮庵の祭り」が行われます。上記のレビ記にある第7の15日というのは、中秋の名月のその日を指しています。

 仮庵とは、仮の庵(いおり)。収穫した麦の束を使って、仮庵を作り、荒野の40年の日々を偲びます。エジプトの国から奴隷生活を離れ、神様の示される約束の地を目指して旅立った先祖たちが、どんな思いで40年を過ごしたのか、40年の月日、神様がどのような恵みをもってイスラエルの民を導いて下さったのかを思い起こす=忘れない為、この祭りを毎年ユダヤ人は守っているのだそうです。

 私たちもこの秋、過ぎし日々を振り返り、苦労もあったでしょう、喜びもあったでしょう。その日々の傍らに神様がいつも共にいてくださったことを思い起こしていきたいと思います。この秋も主の恵みと平安が我らと共に。

-週報巻頭言, 牧師のお話