8/11,12 聖書研究・祈祷会
《今日のポイント》
聖書・奨励「主の聖所を背にして」(エゼキエル8:1~6(18まで))〔旧約1305頁〕
① エゼキエルの幻
エゼキエルは、ユダの長老を集め、その前で神様のみ言葉を語り、分かち合っていました。その最中に幻を目撃します。黙示文学的な表現かと思いますが、「主なる神の御手が私の上に下った」(1節後半)に続き、人のような姿の存在がエゼキエルを幻のうちにエルサレム神殿へと連れていく光景が描かれています。時は、第6年6月5日(紀元前592年9月17日)のこと。
エゼキエルは、エルサレムではなく、捕囚の地バビロンにいたはずです。実際に飛んでいったのではなく、幻のうちにこれから続く出来事を見たのです。
② エゼキエルは見た
エルサレム神殿の門の北側には、もともと何もないはずでしたが、ここに祭壇が築かれていました。この祭壇には、「激怒を招く」偶像が築かれていた。さらにはこの偶像に対して、礼拝がささげられたという衝撃の事実を目撃します。7節以降にも、壁一面の壁画(浮彫)には、あらゆる偶像が刻まれ、ここにはエジプトの神々が記されていました。さらに、タンムズ礼拝(豊穣の神々)が行われている姿も描かれています(14節以降)。これはシュメール神話に基づく者。さらに、太陽礼拝、これはバビロニアの伝統。ということで、あらゆる地域の神々をまつる風習が深くイスラエルの民の中に浸透していることが分かります。
主なる神様は、エルサレムの地で行われる偶像礼拝の数々をエゼキエルに見せることで、バビロンの地に捕らわれている人々の中でも政治的・宗教的指導者から一般の庶民に至るまで、神様への信仰が揺らぎ、崩れてしまっていることを警告されているのです。偶像礼拝が“ひそかに”行われているところが心に留まります。現代を生きる私たちにも神様の言葉が響きます。
祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!
1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)
・今週の聖書研究・祈祷会 & 15日(日)主日礼拝
・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。
・会堂建築の幻を覚えて祈り続けることが出来ますように。
2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)
・新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。
・社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に
よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように
・集中豪雨の被災地域(静岡県、鳥取県・島根県など)
・東京2020パラリンピック 「平和の祭典」の名にふさわしい大会となるように
3出席者の祈り課題
※次回:8/18(水)・19(木)「むなしい幻を見ることなく」(エゼキエル13章)