6/9,10 聖書研究・祈祷会

《今日のポイント》 

聖書・奨励「光の中を歩む」(第1ヨハネの手紙1:1~10) 〔新約441頁〕

①著者ヨハネとは

 新約聖書には、ヨハネによって記された福音書、手紙、黙示録があります。黙示録は独特の文体で記されていることもあって、同一人物ととらえるのは難しいところもありますが、福音書と手紙では、同じ言葉・キーワードを用いて記されていることもあり、類似性を感じます。ヨハネとは、イエス・キリストの愛する弟子の一人、ボアネルゲス(雷の子)とあだ名されたゼベダイの子ヤコブとヨハネのうち、ヨハネを指します。

②ヨハネの手紙の骨格

 「初め、言(ロゴス)、命、証しする、御父、永遠の命、御子」といったキーワードを用いて、神の御子イエス・キリストがこの世に人として来られたこと、さらに、十字架に死なれ、三日目に永遠の命を父なる神から与えられたこと、そして、その御子イエス・キリストを救い主として信じる者は、罪の赦しを頂き救いにあずかり、永遠の命を頂くのだということが、ヨハネの手紙を形づくる骨格となり、さらには、神の愛(アガペ)が、手紙全体を貫いている中心的な言葉です。

③命の言(ことば・ロゴス) 1~4節

 言(ロゴス)によって世を形づくられた父なる神と子なるキリスト、さらに聖霊なる神は、交わりのうちに生きられています。さらには、父なる神と子なるキリストの親しい交わりへと、私たちを招き入れてくださいます。私たちは本来死ぬべき存在ですが、命の言を信じ、受け入れる人は、永遠の命が約束されているのです。

④神は光 5~10節

 神は光であり、闇はないという表現は、非常にユニークです。物質としての光ではなく、命の比喩です。神は命を人に与え、希望のうちに生かす方だということです。闇とは絶望・死を表します。罪を抱き、罪の中に生きる者は死ななければなりません。しかし、イエス・キリストの十字架の死によって、罪を清められた者は光に生きることができます。「自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。」(9節)

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・6/9(水)・10(木)聖書研究・祈祷会、6/13(日)主日礼拝

・今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

 ※ 5月2日以降、礼拝と祈祷会は家庭礼拝期間(オンライン礼拝)。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

 新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:6/16(水)・17(木)「イエスが歩まれたように」(1ヨハネ2章1~17節)

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