4/7,8 聖書研究・祈祷会

聖書・奨励「恐れることはない」(マタイ28:1~10) 〔新約58頁〕

①2人のマリア(1~4節) 

 イエス・キリストの十字架刑の執行された金曜日、多くの女性たちはイエス様のお苦しみと死の様を目撃し、悲しみに暮れています。日曜日の週の初めの日までの間には、アリマタヤのヨセフがイエス様を墓に納め、「墓の入り口には大きな石を転がしておいて去った」(27:60)。さらに、祭司長とファリサイ派の人々が総督ピラトのもとに来て、墓の入り口を番兵が見張るようにと進言したということが描かれています。

 日曜日の朝早く、マグダラのマリアともう一人のマリア(ヤコブとヨセフの母、イエス様のお母様か?)がイエス様のお墓にやってきました。防腐処置をするためです。大きな地震が起こって、ふさいであった大きな石が取り除かれ、さらには、その上には、主の天使が座っていたというのです。番兵たちは恐れおののき、女性たちも同様であったことでしょう。

②「おはよう」(5~10節)

 主の天使の言葉「恐れることはない」(5節)は、その後でも復活のイエス様の口から語られます(10節)。天使の言葉、「あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ~確かに、あなたがたに伝えました」(5~7節)には、福音(喜びの知らせ)の凝縮された言葉が含まれています。十字架の死と復活、ガリラヤで先に待っておられること。女性たちは、「恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った」のです。

 すると、更にうれしい出来事が起こります。ガリラヤで会えるはずのイエス様が「行く手に立ってい」たうえに、「おはよう(カイレテ)」と言葉かけをされたのでした。カイレテとは、カイレオーというギリシャ語で「喜べ、ばんざい、ようこそ、こんにちは」など、様々な意味を含む言葉です。ひれ伏し、すがりつき、拝む女性たちです。2人のマリアは、天使から聞いた言葉と同じ言葉を、直接イエス様から聞き、「そこでわたしに会うことになる」という約束を携えて、弟子たちのところへと派遣されます。先立つ神様の恵み、先に立って待ってくださるイエス様の愛を感じます。 

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・4/7(水)・8(木)聖書研究・祈祷会、4/11(日)主日礼拝

 今年度の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、世界の平和のために)

 新型コロナはじめ、自然災害、貧困、民族紛争など、全世界にある苦しみに解決の道を。

社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:4/14(水)・15(木)「世の終わりまで、主が共に」(マタイ28章16~20節)

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