11/29 週報巻頭言より

『2020年のアドヴェント』       No.72

「神は、独り子を世にお遣わしになりました。

その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。」

         (ヨハネの手紙1 4章9節)

 2020年もまもなく終わりを迎えます。今年一年は新型コロナウイルスの感染拡大に世界が激震させられました。この病は、森林伐採と野生動物の乱獲から感染が広まったとも言われます。一種の人由来の災害“人災”と言えるのではないか。神様からの警告として受け止めなければならないのではないかとこの一年私は考えておりました。同時に、神様はこの病から始まる試練を、単なる人類への罰としてではなく、神様の救いへと立ち帰るチャンスとしてお与え下さっているのではないかともとらえています。

 今日からアドヴェント(待降節)です。神の御子イエス・キリストが、私たちの救いのために来て下さった出来事を記念し喜び祝うため。また、世界を裁き、世界を救うために来て下さる主の再臨を待ち望み、「主よ世界を救って下さい」との祈りを新たにする時、それがアドヴェントです。現在も病に苦しむ方々に癒しが与えられ、差別や偏見に晒され苦しむ方々の人権が守られますように。世界のあらゆる分裂・分断の隔ての壁が、主イエスの愛により崩され、新しい平和な世界が実現しますようにと、皆様、心一つに祈りを合わせてまいりましょう。主の平安!

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