11/18,19 聖書研究・祈祷会
聖書・奨励「喜びなさい」(コヘレト11:9~12:8) 〔旧約1047頁〕
1「お前の若さを喜ぶがよい」(11:9~10)
コヘレトは、若者に向けてエールを送っています。ダビデ王の子ソロモンの名を借りて(彼自身)、若者に伝えたい事、それは、与えられた人生を感謝し、喜び楽しんで生きて行くことです。空しい空しいと言いつつも、今与えられた立場、状況において最善を尽くしていく。人事を尽くし天命を待つようにして生きることを勧めています。
2「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ」(12:1~2)
「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ」(口語訳)。思うに伝道の書とか、伝道者の書の名の由来は、この一句にあるのではないでしょうか。限りある人生、後で信じますということもあり得ますが、やはり時を逆戻りすることは出来ません。今恵み、今救いの時であることを信じ、神を信じることが大切です。
3「神を畏れ、その戒めを守れ」(3~14)
コヘレトは、帰り来ぬ日々を思い、また、「その日」(終末)をはるかに仰ぎ見ながら、今が大切なのだと語ります。何が大事であるのか。「神を畏れ、その戒めを守れ」と。終わりの日には14節のようにすべてが明らかになる。後悔することなきように生きよと勧めるのです。
3~6節まで、人間の一生が重ね合わされています。腕、葦、歯、目、耳、坂道・階段、白髪、歩行困難な状態、高齢となって衰える様子、そして、最後に死。だれもこの死を免れることが出来る人はいません。さらに、終わりの日(終末)をも逃れることは出来ません。
最後にコヘレトは、「神を畏れ、その戒めを守れ」と遺言の言葉のように語るのです。疲れた体を引きずり、学問にいそしんだ若き日々を思い起こしつつ、期待のまなざしを込めて語る言葉に、希望があります。ありがとう、コヘレト先生と言いたい気持ちがわいてきました。
祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!
1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)
・11/18(水)、19(木)聖書研究・祈祷会、11/15(日)主日礼拝
今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように。クリスマスのために。
2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、トルコ・ギリシャ沖地震を覚えて、世界の平和)
社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に
よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように
3出席者の祈り課題
※次回:11/25(水)、26(木)「だから、こう祈りなさい」
(マタイ6:9~13)