11/4,5 聖書研究・祈祷会

2020年11月4日(水)10時半~12時、5日(木)20時~21時

《今日のポイント》 

聖書・奨励「なお、そこで生きる」(コヘレト8章) 〔旧約1043頁〕

1 人は風を支配し、風を止める人はいない(1~8節)

 「王の言葉を守れ」という言葉と共に、神の権威を与えられた権力者に逆らうことなく生きよと命じられる言葉が続くのです。ローマ書13章も参照。8節「人は霊を支配できない」とあります。もともと“霊”とは、ルアハ(風)の意訳です。神の霊とも言えるのですが、どのような権力者であっても、神に逆らうことは出来ません。死も免れることができず、悪を行えば、悪事を行ったことによって滅びるのだともコヘレトは、語ります。

2 人が人を支配する時代、しかし・・・(9~14節)

神なき時代のように不法が支配するように見え、正しきものが苦しみを受けるようでありながら(14節)それでも、コヘレトは希望を失いません。「神を畏れる人は、畏れるから幸福になり」(12節)、悪事を行う者は、神を畏れないことによって幸福にはなり得ないのだと。この箇所は、8章の中でも特に大切な含蓄がある言葉が続きます。

3 与えられた人生を楽しむ(15~17節)

「わたしは快楽をたたえる」(15節)の言葉には度肝を抜かれます。注意深く読めば、「神が彼に与えられる人生」において、飲み食いし、楽しむことが何より良いと言っているわけで、放蕩の限りを尽くす人生こそすべてとは言っていないことは明らかです。享楽・快楽主義者、刹那主義でなく、神様への信頼のうちに、日々を生きる視点をコヘレトは持っているのです。

☆最後に 「時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。」(エフェソの信徒への手紙5:16)

 今がどのような時であるのか。見極めるのが難しくとも、私たちは嘆くことなく、投げ出さず、今できること、与えられた人生を丁寧に生きることができます。それこそが、コヘレトの勧める神様にあって「快楽をたたえる」生き方ではないでしょうか。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう!

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・11/4(水)、5(木)聖書研究・祈祷会、11/8(日)主日礼拝

  今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、トルコ・ギリシャ沖地震を覚えて、世界の平和)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題  ※次回:11/11(水)、12(木)「それでも、種を蒔こう」(コヘレト11章)

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