10/21,22 聖書研究・祈祷会資料

聖書・奨励「交わりの中で生きる勇気」(コヘレト4章1~12節)  〔旧約1038頁〕

今日のテーマ:

「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。」(9節より)

1「虐待のある世界」(1~3節)

 コロナウイルスのために外出制限が続き、リモート・ワークが始まってしばらくの時間がたった時、家庭内での暴力や虐待の出来事がじわじわと広がったことをニュースは伝えます。子どもも大人もストレスがたまり、そのはけ口が一番身近の家族に向ったのでありましょう。そもそもコロナ以前から、経済格差の中で、貧困家庭が日本でも増加しています。貧困イコール虐待ではありませんが、虐待が生まれる要因に、貧困が原因のひとつとしてあることは事実です。

2「競争のある世界」(4~8節)

 人間の幸せはどこにあるのでしょうか。経済的に成功者となること?社会的地位や名誉を手に入れること?お金があればすべてを支配できるというのは幻想です。しかし、どこかにその経済理論が支配しているのではないでしょうか。競争そのものが悪いわけではありません。よきライバルがいて、よりよい成長がもたらされることはあります。しかし、他者を踏み台にして成り立つ幸せが本当の幸せなのでしょうか。

3「共に生きる生活の恵み」(9~12節)

 ここでコヘレトは大切なことを伝えています。夫婦、家族、友、社会の交わりの中で、人は健やかに生きることができます。弱さと強さが共存する中で、互いに支え合うことができます。これらは新約・旧約聖書の教えにありますように、神様の御心に適った共同性です。特に10節「倒れればひとりがその友を助け起こす」という言葉に含蓄があります。

  • 教会の交わりを考えてみましょう。年齢、性別、職業、仕事、国籍など、多様な人々が様々な背景を持ちながら、一人の神様を礼拝する礼拝共同体です。この交わりには誰でも集うことができるようにと神様が招いてくださっているキリストの体であり、神様の家族であります。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

・10/21(水)、22(木)聖書研究・祈祷会、10/25(日)主日礼拝

  今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように

・10/24(土)日本バプテスト連盟 臨時総会(ウェブ総会) 

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、全国の水害被害を覚えて、世界の平和)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:10/28(水)、29(木)わからない「今」を生きる(コヘレト7章)

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