10/11 週報巻頭言より

『毎日を終末の日として』        No.65

「神の恵みによって今日のわたしがあるのです。

そして、わたしに与えられた神の恵みは無駄にならず、

わたしは他のすべての使徒よりずっと多く働きました。

しかし、働いたのは、実はわたしではなく、わたしと共にある神の恵みなのです。」(1コリント15:10)

 最近の日課は、Facebookに毎日一日一章の聖書箇所のショートメッセージを記すことです。これを始めてから、私は“終末”(世の終わり)ということを深く考えるようになりました。コロナ危機の出来事から、世の終わりが来ている証拠だという言葉がささやかれるようになりました。それは、戦争だとか、疫病だとか、砂漠とびバッタによる飢饉など事象を根拠としています。そこに終末、つまり神様の裁きと救いへの期待はあまり含まれていないように感じます。本来は、終末を待ち望んで生きるのが私たちに与えられた信仰であって、怖くて恐ろしくて来てほしくない日ではないはずです。

黙示録を読めば読むほど、黙示録とは苦しみの先にある希望、永遠の救いについて語る預言書だと気づかされます。「毎日毎日を終末の日として…きょういま せいいっぱい生きぬく信仰をください」(石井錦一著「信じられない日の祈り」)という詩の一節があります。私も最近、少しずつそういう気持ちに神様によって変えられつつあります。皆さんはどうですか?

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