9/30,10/1 聖書研究・祈祷会

2020年9月30日(水)10時半~12時、10月1日(木)20時~21時

《今日のポイント》 

聖書・奨励「モーセの執り成し」(出エジプト記32章1~14節) 〔旧約147頁〕

1 山から下りてこないモーセ

 モーセは、聖なるシナイ山で神様からの啓示を受け、十戒の言葉を刻みつけられた2枚の石の板を神様から頂きました。出エジプト記20~31章にわたる長い言葉は、モーセの脳裏に刻まれたことでしょう。その大切な出来事は、モーセと主なる神様の間の事柄であり、誰もその光景を見た者はいません。山のふもとの民は、モーセが野獣に食われたか、行方知れずになったのかと不安になります。

2 指導者を求める民

 イスラエルの民は、待つことが出来ません。約束・しるしをすぐに求める姿は、現代人にも通じています。結果こそすべて。これは危険です。民は、モーセに代わる別の指導者を立て、さらにはあてにならないと考えた神ではなく、偽りの神々、偶像の神を頼ろうとします。かつてのエジプト生活が骨の髄までしみ込んでいたのでしょう。

3 金の子牛を造る民と主の怒り

 金の子牛は、五穀豊穣を表すものです。そして、偶像は目に見えるばかりか、手に触れることが出来、安心感を与えるものでした。富の象徴でもある金は、エジプトから後生大事にイスラエルの民が持ち出した装飾品から作られます。人々から物を供出させる様子は、戦時下を思わせます。イスラエルの民は「主の祭り」を行い「焼き尽くす献げもの」「和解の献げもの」を献げ、祭壇の周りで性的な交わりを含む不品行なふるまいを行います。主は、そのことをどのようにご覧になったのでしょうか。

4 モーセの執り成し

 モーセは、神様の言葉を聞き、直ちに下山をします。神様は怒りを大いに燃やされます。なぜなら、神様は熱情の神であり、聖なるお方だからです。ここでモーセの大切な役割がなされていきます。

私はこの働きこそが、クリスチャンに与えられた使命の一つ「和解の福音」ではないかと思います。執り成し祈る祈り。これが大切な役割でありましょう。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

 9/30(水)、10/1(木)聖書研究・祈祷会、10/4(日)主日礼拝 

 今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、全国の水害被害を覚えて、世界の平和)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:10/7(水)、8(木)「風を追うようなこと」(コヘレト1章)

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