9/23,24 聖書研究・祈祷会

2020年9月23日(水)10時半~12時、24日(木)20時~21時

《今日のポイント》 

聖書・奨励「新しい生き方・十の言葉」(出エジプト20章) 〔旧約126頁〕

1 十戒とは

 神がモーセに与えられた十戒は、文字通りで言えば、「十の言葉」です。律法の第一戒は、ユダヤ教とキリスト教では数え方の違いもあり、2節が第1の言葉、3~6節は、第2の言葉(聖書教育による)です。私たちは、“戒め”ということで禁止条項のようにとらえがちですが、そもそもは神様の恵みの言葉に基づいて生きる、新しい生き方の指南書ともいえるでしょう。

2 条文の前文のようにして(2節)

 日本国憲法に前文があるように、十戒にも前文にあたる言葉(第1の言葉)があります。なぜこの十の言葉が大切なのか、また、この言葉の成り立ちは何であるのか。これを読めば、誰が誰に対して語っているのかが一目瞭然です。主なる神が、イスラエルの民に対して、それも、この神は、奴隷状態にあったイスラエルの民を導き出された方(贖い主)であることが分かります。神は人間を掟で縛る為でなく、人間が神様の恵みのうちに生きるように、幸せに生きる道を示されたことも伝わります。

3 戒めと大切な教え(3~7、8~12、13~17節)

 具体的な十の言葉には、否定的な命令文と、直接的な命令が繰り返されています。

①~してはならない(3~7節)の命令文は、神様を第一とする教えに基づく教えです。人間の作り出す偶像、あるいは動物を神とすることはしない。なぜならば、本当の造り主は、神様ご自身であるから。さらにこの方は「熱情の神」(5節)であり、ねたむほどに愛する方だから、別の神々をしたい求めてはならないのだと語られます。

②~をすること(8~12節)の命令文では、安息日をどのように過ごすのか(休む・礼拝する)ということが語られています。ここには、神様から人間へのいたわりの思いがこもっています。

③~してはいけない(13~17節)の命令文では、隣人との良好な関係を築くための基本の教えが記されています。古今東西の法律、律法に共通精神、「隣人愛」を基本とする教えです。

※神第一、自分を愛し、隣人を愛する教えを基盤とする十の言葉は、本来神の愛と恵みの教えです。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

 9/23(水)、24日(木)聖書研究・祈祷会、9月27日(日)主日礼拝 

 今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、全国の水害被害を覚えて、世界の平和)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:9/30(水)、10/1(木)「モーセの執り成し」(出エジプト32章)

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