9/20 週報巻頭言より

『たとえ付け焼刃だとしても』       No.62

「兄弟たち、主が来られるときまで忍耐しなさい。

 農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、

大地の尊い実りを待つのです。」(ヤコブ5:7)

 収穫の秋の季節を迎えています。この季節は、大地の実りの農作物はもとより、美味しい果物が楽しみです。さて、“読書の秋”、皆さんは秋の夜長にどんな本を読みますか。私の場合には、余暇としての読書ではなく、お仕事として読書にふけらなければなりません。というのも、2年前に始まった東海聖書神学塾のキリスト教文学講師のお仕事が再び来月から始まります。期間は来年2月まで。コロナ時代に入り、私もウェブを使い、場所は各自離れてのリモート授業です。「今から楽しみです!」と前向き発言で行きたいところ、正直に言えば、ウェブを使いこなせるか少々不安を感じております。

今回は、三浦綾子著「銃口」、カミュ著「ペスト」、ドフトエフスキー著「カラマーゾフの兄弟」の3作品を中心に、危機の時代に「私たちはどう生きるのか」ということをテーマに、受講生2名の方と文学作品の世界を旅してみようと思っています。まだまだ準備は整っているわけではありませんが、“たとえ付け焼刃だとしても”、力を注いでいきたいと思っています。どうか、教会員の皆さんには、牧師のことを覚えて頂き、祈りにおいてお支え下さればとても心強く思います。皆さんに、神様の幸豊かにあれ!!

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