9/9,10 聖書研究・祈祷会

聖書・奨励「神の導き・荒れ野の道」(出エジプト13:17~22)〔旧約115頁〕

1 近道ではなく、遠回りする道を行かせられる神様

 ようやくエジプトの地を出発することが出来たイスラエルの民ですが、神様は、まっすぐにカナンに行く近道を行かせられることはなさいませんでした。近道のペリシテ街道を行けば、エジプト軍と遭遇し、戦いを避けることが出来なくなります。「ああ、エジプトにとどまり奴隷生活を続ける方がよかった」という嘆きと共に、神様に対し不平不満を漏らし、モーセに逆らうことは想像に難くありません。→ 「神は民を、葦の海に通じる荒れ野の道に迂回させられた」(18節)

 神様は、無目的に大変な道、回り道を用意された方ではありません。神様は、イスラエルの民をご自分のご計画に基づき、「導く」(17節、21節)のです。

2 「神は必ずあなたたちを顧みられる」

 ヨセフの骨は、エジプトの地に埋葬されることなく、イスラエルの民と共にあります。必ず神様が約束通り、カナンの地に導きくださることを信じるヨセフ、モーセに引き継がれた信仰を象徴するのが、ヨセフの骨です。ヨセフ物語(創世記37~50章)には、苦難の人生をたどるヨセフが、神様に導かれ、恵みの人生へと導かれる様子が描かれます。→「主がヨセフと共におられ、ヨセフがすることを主がうまく計らわれたからである。」(創世記39:23)

3 「昼は雲の柱、夜は火の柱が、離れることがなかった」

 神様はイスラエルの民を導かれます。→「主は彼らに先立って進み、昼は・・・」(21節)

民は安心してその道を進んでいくことが出来ました。前には土着の民族が、後ろにはエジプト軍が迫っていたにも関わらず。さらに、この「雲の柱、日の柱」は、夜も昼も民の先頭を離れることはありません。主はイスラエルの民と共におられ、けっして離れることはありませんでした。雲の柱、日の柱は、いったいどのようなものだったのでしょうか。神様のご臨在と、神様の守りの確かさを具体的に目で見ることが出来たイスラエルの民にとって、それはどれほど心強いものだったでしょう。

 今日も主は私たちと共に、「インマヌエル(神我らと共に)」歩んでくださる方です。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

 9/9(水)、10日(木)聖書研究・祈祷会、9月13日(日)主日礼拝 

 今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、全国の水害被害を覚えて、世界の平和)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:9/16(水)、17(木)「一人では負いきれない」(出エジプト18章)

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