9/2,3聖書研究・祈祷会 

2020年9月2日(水)10時半~12時、3日(木)20時~21時

《今日のポイント》 

聖書・奨励「あなたと子孫のための定め」(出エジプト12:21~28)〔旧約112頁〕

1 災いの数々と最後の災いについて

 7~11章にかけて血、蛙、ぶよ、あぶ、疫病、はれ物、雹、いなご、暗闇、最後の災い(エジプトの国中の初子が皆、死ぬ)という災いの数々がエジプトの地に住む人々を襲います。しかし、最後の災いに関しては、イスラエル人には及ぶことがないようにと主は逃れの方法をモーセに伝えています。これらはなぜ起こったことなのでしょうか。エジプト王ファラオは、モーセに対し、ユダヤの民をエジプトの地から出ることを認めながらも、前言を翻し、それを認めないと言い、約束を二転三転させます。とうとう主なる神様は、最後の災いを引き起こすことで、ファラオを始め、エジプト人の心に恐怖を植え付けるようにされます。それを逃れるには、神が命じられる方法を守ることだけです。

2 災いの出来事を通して明らかになること

 人間のあいまいさと聖なる神、義なる神の姿です。人間のあいまいさについては、ファラオの揺れ動きが象徴的です。ファラオの心が柔らかくなったり、かたくなになったのも、主がなさった(7:13、22、8:11、15、28、9:7、12、35、10:20、27、11:10)ことです。ファラオは、「わたしが間違っていた。正しいのは主であり、悪いのはわたしとわたしの民である。主に祈願してくれ」(9:27、28)と祈る傍ら、心をかたくなにします。エジプト人も、ユダヤ人に好意を寄せることもあり、モーセはエジプトの人々から尊敬を受けてもいた(11:3)とあります。神様がなさる事柄の不思議さ、人の心の不思議さが描き出されています。

 神様は、突然災いを下されたのではなく、ちゃんと予告して、立ち帰るチャンスを与えられてます。

3 「この儀式にはどういう意味があるのか」(26節)

 過ぎ越しの祭りを代々、子々孫々に至るまで守るようにと神はモーセを通して命じられます。エジプトの初子のみ撃たれた(ナガフ=疫病の語源)神様は、イスラエルの家を過ぎこされたという出来事を、救いの出来事として忘れないようにと。教会でささげる礼拝、主の晩餐も、神様の救いの出来事を忘れず、次の世代に伝えるべく、欠かさずに行われているものです。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう

1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)

 9/2(水)、3日(木)聖書研究・祈祷会、9月6日(日)主日礼拝 

 今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように

2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、全国の水害被害を覚えて、世界の平和)

 社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に

 よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように

3出席者の祈り課題 

※次回:9/9(水)、10(木)「神の導き・荒れ野の道」(出エジプト13章)

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