8/19,20 聖書研究・祈祷会
聖書・奨励「神の共感・モーセの召命」(出エジプト3:1~15)〔旧約96頁〕
始めに
出エジプト2章では、モーセがエジプト人を殺し、死体を埋めたという出来事、そして、ファラオの元から逃亡し、ミディアン地方に移り住んだことが記されています。祭司エトロの娘ツィポラと結婚し、新たにゲルショム(寄留(ゲール)に由来)という名前で生きるようになったモーセでした。
1 わたしは何者であるのか(11節)
モーセは40歳までモーセ(引き上げたの意)という名前でエジプトの王子として育ち、その後80歳までミディアン人の羊飼いとして暮らします。モーセの息子はゲルショム(ゲール・寄留者からつけられた名)という名を付けています。どんな気持ちだったのでしょう。
2 神との出会い(1~15節)
羊の群れを荒れ野の奥にある神の山ホレブ(シナイ山)に連れてきた時、不思議な光景を目撃します。燃える柴の中に、主の御使いがいるのを見つけたモーセは、神から声をかけられます。
「わたしはあなたの父の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神」である神は、イスラエルの民の苦しみの叫びを聞き、カナンの地に導き入れることを決断されました。モーセをファラオのもとに遣わし、民をエジプトから連れ出すように派遣されるのです。モーセ第3の人生の始まりです。
3 「わたしは必ずあなたと共にいる」(12節)
神は聖なる方ですが、人間とは隔絶した世界に生きる方ではなくモーセの人生に深くかかわり、共におられる方です。神の名(呼び名)の一つである「主(ヤハウェ)」とは、「彼は生起させる」。「わたしはある」(=存在する)神様によって、生きる目的を与えられたモーセを通して、神様は、長い奴隷生活を送るイスラエルの民を救い出そうとされます。私たちに語り掛け、名前を呼び、“私”が何者であるかを教え、為すべき使命を教えて下さるのです。すべての人を救うために、尽力される方です。ご自分お一人で救いをなされるのではなく、私たち人間の力を必要とされています。それほどに人間のことを大切に取り扱ってくださる方であります。
祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう
1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)
19日(水)、20日(木)聖書研究・祈祷会、8月23日(日)主日礼拝
今後の教会形成、福音伝道が主のみ心にかなって導かれますように
2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、全国の水害被害を覚えて、世界の平和)
社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に
よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように
3出席者の祈り課題
※次回:8/26(水)、27(木)「モーセとアロンと」(出エジプト6、7章)