7/15,16 聖書研究・祈祷会 

第2 テサロニケの信徒への手紙 2章から学び、共に祈ります。

聖書・奨励「慌てふためかないで」(2テサロニケ2章13~17節)〔新約381頁〕

はじめに(1~12節の内容)
「主の日はすでに来てしまった」(2節)と主張する人々は、パウロが書いたとする偽りの手紙を書いて諸教会を惑わせています。主の日は、まず「神に対する反逆」と「不法の者、滅びの子」が出現。不法の者・滅びの子とは、「自分は神であるとエルサレム神殿で宣言し、あらゆる不義を行い、人々を惑わせる」者です。まだ、その者が現れる時(その日・その時)ではありません。この人は主イエスによって滅ぼされます。

1救われるべき者の初穂(13~14節)
テサロニケ教会の信仰、行いは、パウロにとっては神様に感謝すべきこととして映っています。
パウロは、のちにガラテヤ、ローマ等の手紙で「信仰義認」論を展開していますが、ここでもその萌芽が見られます。「あなたがたを聖なる者とする“霊”の力と、真理に対するあなたがたの信仰とによって」= 神の力と信仰ずる者の信仰が合わさって、神は救われる者の初穂として選ばれたという「神の恵みによって救われる」神学を展開しています。

2だから、教えを守りなさい(15~17節)
神の恵みにより選ばれ、救われたのだから、教えを固く守るように。⇒律法実践(救われるために努力するのではなく)ではなく、信仰実践(救われたのだから、その救いにふさわしく歩みましょう)という転換です。神様は、福音(パウロたちの伝えた教え、説教、手紙の言葉)を通して、主の栄光にあずかる者として「あなたがたを招かれた」というのは、神主体の信仰に生きよということです。

3 執り成しの祈り(16~17節)
パウロは、執り成し祈ります。神が、あなたがたの心を励まし、強め、善い働きと善い言葉を語る者としてくださるようにと。あくまで人間の努力ではなく、神主体、神の恵み先にありきです。

祈りの課題: 心ひとつに祈りを合わせましょう
1東山キリスト教会の為(福音伝道と牧会の働き、メンバーの霊的健康)
7月15日(水)、16日(木)聖書研究・祈祷会、7月19日(日)主日礼拝
8月 教会総会、将来のヴィジョン(新会堂建築)
2日本と世界の為(新型コロナウイルスの終息、水害被害を覚えて、世界の平和)
社会の営みの回復と、新しい価値観に生きることができるように。人種・国籍、社会の格差に
よって生じる差別、偏見から解放され、平和な世界が作り出されるように
3出席者の祈り課題

※次回:7/22(水)、23(木)「たゆまず善いことを」(2テサロニケ3章)

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