4/12週報巻頭言「復活・死の恐れは取り除かれた」

神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天においてご自分の右の座に着かせ、すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。(エフェソ1:20,21)
 
イースターおめでとうございます!イエス様は十字架で死なれ、復活の命を神様から与えられ、今も私たちと共におられます。私たちは今、新型コロナウイルスの脅威にさらされ、目に見えない敵と戦うようにして日々不安と隣り合わせです。本来拠り所となる主日礼拝ですが、緊急事態宣言を受け止めて今日から5月10日まで家庭礼拝を行うことを選び取りました。苦しい選択ですが、私たちはイースターの出来事を思い起こし、ここに希望を置いています。
 今、カミュ作「ペスト」が読み返されているそうです。そこに描かれている状況と現状が重なるからですが、不条理小説の「ペスト」もいいけれど、私はトルストイ作「復活」を読みたいと思います。主の復活が描かれているわけではなく、若い男女(特に男)が、かつて犯した罪を自覚して罪を悔い改め、苦難を覚悟しながらも、新たな人生を歩みだしていくという内容です。私たちも今味わっている苦難を耐え忍び、復活の希望に生かされて、今日という日を生きていきましょう。主は私たちと共におられます。

-牧師のお話