4/5「置かれた場所で咲くということ」(週報巻頭言)

主よ、朝ごとに、わたしの声をきいてください。
朝ごとに、わたしは御前に訴え出て
あなたを仰ぎ望みます。(詩編5編4節)

 今日は、新年度最初の主日礼拝です。今週はレント(受難節)の最後の週を迎え、受難週に入ります。来週は、イースター(復活祭)です。新型コロナウイルス関連の情報に心沈む日々が続きますが、先週は、久々にうれしいニュースが届きました。数学の長年の課題「ABC予想」を数学者の望月新一氏(京大教授)が証明し、7年半越しにそれが権威ある人々からも承認されたそうです。門外漢の私にとっても、「ポアンカレ予想」「フェルマーの最終定理」のなどの証明に次ぐ快挙と聞き、嬉しく感じました。日本は新型コロナウイルスの拡大が爆発的ではないように伝えられますが、東京、大阪、北海道、名古屋と大都市中心に確実に感染は広がり、外出自粛もやむなしという状況になりつつあります。在宅を余儀なくされる中、どう過ごしたらよいのでしょう。シスターの渡辺和子さんの本「置かれた場所で咲きなさい」で、表題の言葉は、先輩シスターの言葉「神が植えたところで咲きなさい」という意味だそうです。私たちが今いる場所、あるいはいなければいけない場所に、私たちはどんな花を咲かせることができるでしょうか。今年一年粘り強く、主を信じて歩みましょう

-牧師のお話