「誰と出会い、どう関わっているか」(1/12週報巻頭言より)

「さて、あなたはこの3人の中で、だれが追いはぎに襲わ
れた人の隣人になったと思うか。」律法の専門家は言った。
「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。
「行って、あなたも同じようにしなさい。」
(ルカ10:36,37)

 先週金曜日に、関わりのある名古屋キリスト教協議会(通称NCC)で
勉強会・役員会を行いました。日本と韓国の関わりを大切に築いてきた
一人の牧師のお話を聞くものです。具体的には、その方が若い時に
何人かの在日韓国/朝鮮のキリスト者と出会い、在日の人々が
日本でどのような扱いを受けてきたのか、母国であるはずの韓国からも
必ずしも歓迎を受けることなく扱われてきた人々を通して学んだ
生の歴史でした。役員会では、中村哲さんのお話も出ました。
「中村さんは、日本バプテスト連盟の教会に所属する人でしたね。
行動の人でしたね」とも。 
 人生で出会った人々との交わりの中で、見たこと・聞いたこと
に対して、「我関せず」と傍観者として通り過ぎるのか、
それとも当事者ではなくとも、立ち止まって関わり続けるのか。
私はどちらだろうか。またイエス様ならばどう生きられ、
私に何をするように願っておられるのだろうか。
そんな問いを持ちながら、今の時を過ごしています。
 できれば平和を作り出す者として生きたいと願いながら。

-牧師のお話