「ただキリストの真実によって」(13日週報巻頭言より)

「しかし、人が義とされるのは、律法の行いによるのではなく、ただイエス・キリストの真実によるのだということを知って、私たちもキリスト・イエスを信じました。」
(ガラテヤ2:16前半・聖書協会共同訳 2018年版)

 先週火曜日は、神の恵みに満ちた時を過ごしました。午前中は、知多半島は美浜町にある小野浦にて「聖書和訳頌徳碑記念式典」に出席し、美浜出身の三吉(音吉、久吉、岩吉)に思いを寄せ、午後には、名古屋中央教会にて「キリストの真実とキリスト者の信仰」(講演者:浅野淳博氏)の講演で、信仰義認の聖書箇所を深く考える時を持ちました。いずれも日本聖書協会といって、聖書翻訳と聖書頒布に携わる団体が関係する行事でした。
 日本最古の和訳聖書(ギュツラフ訳)と、最新の翻訳聖書(聖書協会共同訳)という神の御言葉に関係する行事で、ギュツラフ訳は1837年発行、共同訳が2018年発行で、180年もの時を一気に駆け巡るような一日でした。三吉たちは漂流民としてアメリカ大陸にたどり着き、助け出されたのが縁となり、聖書翻訳に携わりました。時は巡り、言葉は時代と共に変化をし、神学的に意味内容を吟味することで、新たな翻訳が生まれていきます。その中身であるイエス・キリストの真実は決して変わることがありません。神の救いと福音の喜び。これに生かされて、今があります

-牧師のお話