平和の主よ、どうか来てください

今年もクリスマスが近づいてまいりました。
今年は、11月の連盟定期総会の書記として議事録作成の使命もあり、気持ちの上では緊張感が続いています。
とはいえ、出会いと出来事の中で、クリスマスの恵みを肌で感じる日々でもあります。
一年間、共に礼拝をささげる仲間となったジャーニーマン(短期宣教師)の若い兄弟が、アメリカに帰国することになりました。

明るく伝道に燃える彼と、また、同じく福音伝道に励む宣教チームの方々と共に教会生活を過ごせることは、
本当にありがたく、恵みです。
送り出すことに一抹の寂しさはありますが、再び日本の地に戻ってくることを期待し、離れてもそれぞれの地で、福音伝道に励んでいきたいと
思っています。
また、教会で行った「おはなしの会」(朗読と降誕劇)では、小学生の方を中心に、教会のメンバーを含めて40名の方々と共に
クリスマスの喜びを分かち合うことが出来ました。何よりの喜びです。

さて、日本、そして、世界の状況は今、どのようなものでしょうか。
アメリカのトランプ大統領のエルサレム首都宣言から、中東情勢が著しく変化しています。

日本では、沖縄の米軍ヘリの二度にわたる落下物があり、誰のための、そして、何のための米軍基地であるのかということを
考えさせられています。特に、落下物が落ちた先の保育園は、知人が園長を務めていらっしゃることもあり、
他人ごとではいられません。

ニュースで伝えられる情報は断片的で、刻一刻と新しいニュースで上書きされるようにして、古い出来事が忘れ去られることもあります。
しかし、耳で聞いたこと、目で見たこと、出会ったことを忘れず、目をそらさず、心にとめて、
自分に出来る最大限のよきことを、なしていきたいと思っています。

平和の実現の為に、何が出来るでしょうか。まず祈りから。「平和の主よ、どうかこの地に来てください」。
「平和の主よ、どうかわたしを平和の道具として、お用い下さい」。そう祈りつつ、出来ることから始めていきたいと思います。

-牧師のお話